もうすぐ2歳になる娘。
お昼寝の時に私が「ねんねのじかんだよ」と言いながらブランケットをかけるのを見ていて学習したらしく、最近ではお気に入りのぬいぐるみを寝かせては「ねんね」と言ってブランケットをかけている。
今日もお昼ごはんのあとにウトウトしている娘を、いつも通りお昼寝マットに移動させ、「ねんねのじかんだよ」と言ってブランケットをかけ、私も添い寝した。
昨日少し寝不足だったからだろう。気づいたら私も寝てしまったようだ。体を起こすと積み木で遊ぶ娘の姿と、私にかけられたブランケットに気がついた。
娘が寝たら起きて家事をするつもりだったので、私は自分の体にブランケットをかけてはいない。
つまり、娘が眠ってしまった私にかけてくれたのだ!
これには驚いた。
と同時に愛しさが込み上げ「これ、かけてくれたんだね」と言って両手を広げると、これまた私がいつも言うように「おきた?」と言いながら抱きついてきた。
こんなに、こんなにちっちゃい娘が、隣で眠る私に自分のブランケットをかけてくれたと思ったら、たまらなくなった。
「いいこだね」「優しいね」と何度も頭を撫でて抱きしめる私を娘は不思議そうに見ていたが、ニコッと笑うと「じゃあ、あそぶ?」と立ち上がった。
子どもの成長には本当に驚かされる。
こないだまでお腹にいて、私の手がなければ何もできなかったのに。
今日の私が感じた幸せな出来事。
それは娘からもらった小さなあたたかさ。
この気持ち、この愛しさをずっとずっと大切にしよう。