愛しの暮らし

子育て・犬育て・自分育て。暮らしのなかにある愛しいものを綴っています。

アポロとの時間


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わが家には「アポロ」という名前のミニチュアダックスフンドがいる。

 

アポロはもうすぐで3歳になる甘えん坊だ。

 

耳の形が悪くてもらい手がおらず、ひとりぼっちでいたところを私たちが引き取った。

 

アポロがわが家の家族になったのと同じ年に娘が生まれたので、アポロはたちまち「お兄ちゃん」になったのだが、アポロだってまだ甘えたいさかり。泣いたらすぐに抱っこしてもらえる娘に吠えては文句を言っているようだった。

 

そんなアポロも最近では娘に全く吠えなくなり、良い遊び相手になってあげている。どんなに自分のおもちゃを取られても娘が飽きるまではじっと我慢して待ち、お昼寝を妨害され、追いかけ回されてもおとなしくしている。せっかくアポロが私の体にぴったりとおしりをつけてくつろいでいても、傍若無人な娘が割って入ってくるので、なんだかかわいそうになってくるほどいい子だ。

 

ところが今日はひさびさに夫が娘を連れて外出してくれるという。私はアポロと2人っきりで過ごせることが嬉しくてたまらなかった。

 

アポロは私のことが大好きで、私もアポロが大好きだ。だからアポロも嬉しかったのか、ずっと私のそばにいておしりをぴったりとくっつけてくれていた。せっかくだから遊ぼうと誘ってみても、邪魔者がいない貴重な時間だからべったりと甘えたいといわんばかりに膝の上に寝そべったり、お腹を見せたりしていた。

 

犬というのは一度大切に思った相手のことは決して裏切らないという。裏切るのはいつも人間のほうで、愛情が冷めたら見向きもしない。しかし犬は、愛してくれたことを決して忘れず、もう一度振り向いてくれるのを今か今かと待ちながらじっと見つめ、自分の元へ来てくれるのではないかと足音を聞いているのだ。

 

だから私は決めている。

私もアポロのことを決して裏切らない。

人間より早いスピードで生き急ぐアポロが、今日も幸せだったと思えるようにしよう。

そして虹の橋を渡るその日まで、全力で愛し抜こうと。

 

本当に愛するからこそ、アポロにはきちんとしつけもし、ダメなことは叱る。そのかわり、たくさんスキンシップをし、散歩に行き、栄養たっぷりのごはんをあげる。体調が悪ければ病院に連れて行き、アポロが安心するまで近くにいる。ひとりで留守番させることはあっても「孤独」は感じさせない。アポロを真ん中にしていつも家族の安らぎがある。

 

今日の私が暮らしの中で愛しいと感じたもの。

それは愛犬・アポロとの時間。

いつも無上の愛をくれるかけがえのない存在だ。

 

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