愛しの暮らし

子育て・犬育て・自分育て。暮らしのなかにある愛しいものを綴っています。

「おいしい給食」


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完全にハマってしまった…

私の頭の中ではテーマソングと校歌が絶えずリピート再生されている。

こんなにハマったドラマは久し振りかもしれない。年末年始の暇つぶしとして何か見ようとアマゾンプライムを検索しているときに見つけたのが、ドラマ「おいしい給食」だ。

タイトルからして給食を食べるドラマだということはわかる。でもそれだけで30分とはいえストーリーが成立するのか?そんな疑問を抱きながらも、まあ無料だし、1話だけ見て面白くなければやめればいっか、という軽い気持ちで再生をスタートした。

ところが、だ。

再生を停めることができないくらいハマってしまったのだ。

「給食マニアの教師」と「給食マニアの生徒」の2人が、どちらがおいしく給食を食べるかという戦いを繰り広げるというシンプルな設定ながら、先生役を演じる市原隼人のオーバーリアクションと、何と言っても「うまそげ」に見える給食。そしてその味とともに思い出す子どもの頃の思い出など、30分に笑いと味覚と郷愁さえも刺激してくる内容に、つい先が見たくなってしまうのだ。

このドラマの時代設定は1984年なので、私が生まれるよりも前だが、それでも給食の雰囲気がありありと思い出されてくる。現在3歳で給食知らずの娘・こっちゅんも一緒に見ているうちにハマってしまい、「まま、給食おいしそうだねえ」と言い出す始末。あまりに面白いので夫も巻き込んで、1日の終わりに家族全員で「おいしい給食」を見るというのがルーティン化してしまった。

更に恐ろしいことに、このドラマに映画とシーズン2があることを知った私たちは、それを見るのにレンタル料がかかることも承知の上で、ポチってしまった。これまでどんなに見たい映画があっても、有料レンタルまではしなかったというのに、「おいしい給食」には勝てなかったのだ。

今夜の夕食は「わかめご飯」にしたのだが、これも昨日見た「おいしい給食SEASON2」に完全に影響されているというのは言うまでもないだろう。

私もマニアまではいかないが、子どもの頃の最大の楽しみは給食の時間だった。一番好きなメニューは母のレパートリーには無かったキーマカレーであり、家で食べるレバーは苦手でも給食で食べるケチャップで味付けされたレバーは食べることができた。給食のあとは決まって眠くなったが、給食を食べて誰もが大きくなり、給食を通して家族以外の誰かと食べる楽しさを知った。

今はコロナの影響で黙食をする学校も多いと聞く。どうか1日も早く「おいしい給食」のワンシーンのように、皆でワイワイとおしゃべりし、笑いあえる「たのしい給食」の時間が戻ってくるよう祈らずにはいられない。